医師達のあったらいいなぁ・・・をカタチにする』をモットーとした医療系ベンチャー リブト


日本では根付かないと言われてきた医療機器ベンチャーにチャレンジしている希有な企業! 得意のITとものづくりを融合させ、医師のニーズにタイムリーに応える新時代のメディカル事業を展開

大企業を辞め単独起業の道へ

リブト株式会社は「医師達のあったらいいなぁ・・をカタチにする」をモットーに医療関連事業を手がけるベンチャー企業。

同社の動画配信サービスは、有望な起業家を表彰する「DREAM GATE GRANDPRIX 2009」(株式会社プロジェクトニッポン主催)にて200以上のビジネスプランの中から見事グランプリを受賞した。

このサービスを開発したのが社長である後藤氏。大学卒業後、オリンパス(現オリンパスメディカルシステムズ)に入社し、内視鏡関連機器の商品開発やマーケティング業務に携わった同氏は、業務において全国各地の多くの医師と交流。そこで知ったのは、医師個人の持つ能力の高さと、そのノウハウが共有されることの少ない現状であった。「彼らがそれぞれ持つノウハウが全国で共有されれば良いのに」と考えた後藤氏。
しかし、医師たちは、技術習得の必要性を感じながらも日々の診療業務に追われ、各地域で開催されるセミナーに参加することもままならない…。そこで思いついたのがインターネットを活用した動画サービスであった。新たなビジネスの可能性を見出した同氏は熱い想いを抱き、オリンパスを退社、単身独立の道を選んだ。

同社のミッションは、日本全国における医療の向上と、地域医療格差の低減すること。現在、医療機関と医師向けの事業をメインに展開している。
 

医療現場の第一線で活躍する医師の講義を全国へ配信

メディカル事業では医療機関・医師向けのサービスを二つ展開。
一つは同社の主力サービスである医学専門の動画配信事業「ドリームスコープ・メディカルWEBセミナー」。医療の第一線で活躍中の医師が、実際の症例映像などを用いながら講義形式で説明する医学セミナーの動画をネットで配信している。専門知識・技術を学びたい医師とその専門分野のエキスパートである医師とをつなげるサービスだ。現在は内視鏡関連のコンテンツが充実している同サービスだが、今後は徐々に分野を拡大していくつもりだという。また、ユーザ獲得に向け本格的Webプロモーションを実施する予定である。
 
 

世界に先駆けてポータブル内視鏡を開発

もう一つは、医療機器開発。大企業だと手が回らないニッチ領域の医療機器開発にフォーカスして事業を展開している。

その第一弾として世界に先駆けて開発したのが、ポータブル&ワイヤレス内視鏡カメラ。これまで病院に行かなければ受ける事ができなかった内視鏡検査を、iPadを活用し小型・軽量化することで患者宅でも手軽に内視鏡検査を可能とした。

本製品はある医師との出会いで開発された製品であり、大手医療機器メーカーがマーケットサイズの小ささ等から開発を断ってきたテーマである。大企業の開発には大人数を投入する為、それなりの市場規模が絶対条件となるが、小回りの効くベンチャーであれば、さほど市場規模が大きくないテーマであっても、開発する事が可能である。

ここに医療ベンチャーの必要性があると、後藤社長は語る。

現在、国内では在宅医療の分野で広がりを見せているポータブル内視鏡であるが、新興国へのエントリー機としての需要もあり、海外展開の準備も進めている。